【AO入試とは?】
「AO入試」とは、出願者自身の人物像を大学側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法です。
簡単に言うと、『大学側が来て欲しい学生を明示的に選び取る』というものです。
学力試験は行われないことも多いのですが、結構厳しいハードルが課せられていたり、面接や小論文等にて求める学生像と一致するかどうかを判断して合否が決まります。試験内容は大学によってさまざまです。
【AO入学者はバカ?】
「AO入試」や「推薦入試」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
- 「バカでも簡単に入れる。」
- 「AOで入学した学生は就職できない。」
等々、都市伝説のようなうわさも存在します。
しかしどうやらそんな事実はないようです。
一方、AO入試で入学した学生の方が、一般入試で入学した学生よりも学力が優れているという報告もある。
例えば慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスでは、AO入試の導入以降、一貫してAO入学者のGPA(Grade Point Average)換算の成績が一般入試による入学者よりも高い。
また、早稲田大学の政治経済学部では、AO入試組の方が一般入試組よりも成績が良好である。早稲田大学は2000年度からAO入試を導入し、社会人、外国学生、帰国生入試と統合を進め、順調な経緯で定着しており、早稲田大学全体でも、最も成績が良いのはAO入試組であり、推薦入試組も一般入試で入学した学生よりも優れている。
また東北大学においても、AO入試組の方が一般入試組よりも学力が高いという結果が出ている。このため、東北大学では一般入試の後期試験を廃止し、AO入試枠を拡充した。
今や東京大学もAO入試を実施しています。
大学側もAO入学者の優位性を認め、そのような人材を求めているということです。
【AO入試のメリット】
AO入試の良いところは上記で述べた
- 「一般入試組よりもむしろ優秀な人が多い」
ということと
- 11月か12月には進路が決定する
- 一般試験で滑り止めを何校も受ける費用もなくなる
などなどがあります。
【高1・2生へ警鐘】
中堅高校(偏差値50~64)の高校に入り、「高3の夏まで部活をし、引退してから大学入試の勉強がんばればいいや」は正直甘い考えです。
大学入試は高校入試とはまったく異なります。
少し昔の話ですが、私のいた稲毛高校(2017年時点の偏差値67)でさえ、”現役”で”一般試験”で早稲田大学・慶応大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学あたりの偏差値60以上の大学に合格したのは、10名いるかいないか程度です。
そのため高校1年生の時から勉強し「実力をつけておく」かつ「学校のテストで良い結果を出し内申点を上げておく」べきです。
「後悔先に立たず」なので、大学受験を考えている高校生のみなさんはきちんと対策をしておいてくださいね!
ご質問や聞きたい話がありましたら、
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やまだゆうすけ
こんにちは!Makeage(メイケージ)教室長の山田優輔です^ ^
今日は大学受験の『AO入試』についての話しです。