こんなご質問をいただきました!
併願推薦についてです。
中学校の先生と高校側での学校どうしの入試相談で、その生徒の学力などを考慮して具体的に相応コースの提案や指示が高校側からあったりするものなのでしょうか?
こちらに回答していきます!
結論として、そういったことは一切ありません!
詳しく解説していきます!
理由①:学校の先生は生徒の学力を正確にはわからない
中学校の先生は、生徒の学力を塾の先生ほど正確にはわかっていません。
学校の先生、失礼は承知のうえです、申し訳ございません…
受験市場においての学力は、模試を受けなければ測ることができません。
具体的には、千葉県民であれば現状は「Vもぎ」か「Sもぎ」の2択です。
Vもぎについての詳しい解説記事はこちら
中学校では実力テスト(ほぼSもぎ的なもの)は受けます。
が、この実力テストは偏差値が出ない&頻度が少ないです。
夏期講習を終えた中3の生徒・保護者のみなさんもご存知の通り、高校受験においては2~3ヵ月もあれば偏差値がずいぶんと変わることがよくあります。
勉強すれば上がりますし、また逆も然りです。
また、模試を受ける度に偏差値2~4程度のブレもあります。
ですので、模試は毎月、そして受験直前まで受ける必要があります。
塾に通っていれば上記をクリアできますし、その上で受験校の相談にのってくれます。
一方で学校ではここまでは手厚く行ってくれることはありません。
というより、偏差値がわからないから相談にのりようにない、というのが正しいです。
ということで話を戻し、ここでお伝えしたいことは「中学校の先生は生徒の学力をそれほど正確にはわからない」ということです。
理由②:高校の先生はその生徒の学力がもっとわからない
高校側は、生徒(受験生)の学力に関して一切わかりません。
会ったこともない他人ですので、わかるはずありませんね。
もちろん、「調査書」を見て内申点などは把握しますが、内申点を見ても偏差値的な学力は全然わからないのです。
内申点と偏差値の関係について
- 内申点が高いからといって、それ相応に偏差値も高いとは限りません。
- 定期テスト360点くらいで偏差値60の生徒もいれば、一方で定期テスト400点以上で偏差値55の生徒もいます。
- 「そんな場合は稀でしょう」と思われるかもしれませんが、違います。超ふつうのことです。
- 加えて、中学校の評定は、先生が生徒に対して持っている印象でかなり左右されます。(「そんなことはない!」という先生もたくさんいらっしゃいますが、そんなことある先生も大勢いらっしゃるのが現実です。)
- ということで、内申点と学力は相関はあれど、まったくイコールではないです。
結論
ということで結論です。
併願推薦において、中学校の先生と高校側での学校どうしの入試相談で、その生徒の学力などを考慮して具体的に相応コースの提案や指示が高校側からあったりするようなことは一切ない。
コース選択で迷ったりしたら、生徒の学力を正確にわかってくれていて、またその高校のレベルもわかったうえで、客観的なアドバイスをくれる人に相談をしましょう!
つまり、多くの場合は塾の先生に相談をするのが良いでしょう。
相談してくださいね
注意点
教務をしている先生と担任として面談をする先生が別の場合は注意です。
例えば個別指導の塾ですね。教務はアルバイトの大学生、面談は教室長先生のような場合が多いと思います。これだと「うちの子どものこと本当にわかってますか?」って感じが否めないです。塾に依るんだと思いますけど。
まとめ
それでは、今回の内容をまとめておきます。
よくわからない点や疑問点、その他ご質問がありましたらコメント欄にぜひ書き込んでください!
どんどんお答えしていきます!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
こんにちは!
検見川浜・稲毛海岸にある進学塾リードアップの山田優輔です。