「子どものために」
「良かれと思って」
と思って伝えた言葉でも、子どもにとっては
「自信を失ったり」
「やる気がなくなったり」
「傷ついたり」
と、むしろ逆効果になってしまうかもしれない言葉があります。
そこで今日は「子どもに言ってはいけない言葉」について書いていきます。
【このひと言は言ってはいけない】
- 「次のテストで〇〇点(△位)以下だったらスマホ没収ね」
- 「次のテストで〇〇点(△位)以下だったら塾やめさせるから」
これらは「条件をつけてがんばらせようとする」言葉です。
これらの類の言葉には悪い点が2点あります。
①結果しか見ていない
1点目は、「”結果”しか見ていない」ということです。
これは、根本的解決になりません。
結果を重視する言葉がけをするとどうなるか?
それは
- 結果を得るために”手段”を選ばなくなる
- 親の期待するような結果を得られないと思った瞬間、がんばらない(努力できない)人間になる
ということです。
「手段を選ばなくなる」とは、カンニングするようになったり、親にテストの結果見せなくなったり、嘘の結果を報告するようになる、ということです。
また、「もう無理だ。言われた結果を出せそうにない」と思った子どもは、努力しないようになります。
「やってもムダ」「俺(わたし)には無理」と思うようになります。
「がんばらない子どもをがんばらせたい」という意図でこの言葉をかけているなら、”プロセス”に条件をつけてあげましょう。
たとえば、「毎日ワークを1ページずつやっていく」「テスト2週間前からはワークを1日3ページずつやる」などです。
【結果はコントロールできない】
また、そもそも結果はコントロールできません。
コントロールできるのは、”結果”を出すために”努力すること”(プロセス)のみです。
上記のようなの言葉がけ(脅し)で結果が良くなるなら、勉強で悩んでる人なんていません。
脅しでうまくいくなら、受験に100%受かることも容易なことなります。
しかしそんなはずはありません。
大人に置き換えてみたら、
「『給料下げるぞ!』と脅せば、誰だって『毎月何億も稼ぐスーパーセールスマンになれちゃう!』」
みたいな話になります。
こんな脅しは言われるのも嫌だし、うまくいくはずがないのも納得だと思います。
【まとめ】
今回紹介したこのような言葉
- 「次のテストで〇〇点(△位)以下だったらスマホ没収ね」
- 「次のテストで〇〇点(△位)以下だったら塾やめさせるから」
は、ただの”脅し”です。
短期的に見れば、一瞬効果があるときもあるかもしれませんが、100%根本的解決にはなりえません。
もし、勉強で思うような結果が出ていないなら、「勉強をがんばっていない」という以外に原因があることがほとんどです。
具体的に、成績が下がっている原因のほとんどは
- 生活習慣が悪い(睡眠・食事)
- 人間関係が悪い(親子・友だち)
の2点に集約されます。
まずは子どもと良い関係を築いて、話を聞いて、原因を考えてあげるようにしてみてください^ ^
やまだゆうすけ
ご質問や聞きたい話がありましたら、
LINEあるいは下のコメント欄から気軽にご連絡ください^ ^
こんにちは!Makeage(メイケージ)教室長の山田優輔です^ ^