子どもの思考は”質問”で決まる
人の思考は「質問」と「その質問に対する答え」からできています。
人の脳は空白を埋めようとする習性があります。
質問されたら脳が強制的にその質問に対する答えを探し始めるのです。
今の話を聞いて、もし「どういうこと?」と思った場合、それは「自分への質問」です。
そして「どういうこと?」に対する答えを、脳がすごいスピードで探し始めた(考えた)はずです。
「どんな質問をするのか?」によって、「どんな答えになるのか」が決まってきます。
つまり、子どもに対してどのような質問をするかによって、子どもが見つける答え(思考)も変わります。
”こんな質問”は子どもをダメにする
- 「どうしてアナタはそんなこともできないの?」
- 「なんでアンタはそんなことわからないの?」
- 「なんでいつも忘れ物ばっかりするの!」
何気なく言ったこのような質問が、子どもをもっと”ダメな子”にしてしまいます。
「なんでそんなこともわからないの?」と言われた子どもは、「なんで自分はこんなこともわからないんだろう……」と自分に問いかけ、脳がその理由を強制的に探し始めます。
この質問に対しては「バカだから」「ダメなやつだから」など、ネガティブな答えしか見つかりません。
「なんでいつも忘れ物ばかりするの!」と言われたら、「だらしないから」「不注意な人間だから」「確認しない人間だから」となってしまいます。
「できない理由」「わからない理由」「忘れる理由」「遅刻する理由」などを挙げたところで、そこから学べる子(人間)は少ないです。
「自分はダメなやつ」「だらしないやつ」「バカなやつ」「忘れ物をするやつ」「遅刻するやつ」と、自分で自分にレッテルを貼ってしまうばかりです。
このように”セルフイメージ”は、自分で自分にする質問(プライマリークエスチョン)で形成されます。
なので、「質問の質」は非常に重要です。
子どもの人生を明るくする質問
質問はこんな感じで言い回しを変えましょう!
「なんでできないの?」→「どうしたらうまくできるかな?」「なんで忘れ物するの!」→「どうしたら良い準備ができるかな?」「なんで遅刻するの!」→「どうしたら時間を守れるかな?」「なにが悪かっただろう?」→「良かったことはなんだろう?」「なんで勉強したのに点数が取れなかったんだろう?」→「点数につながった勉強法(やり方・考え方・問題集)はなんだろう?」「なんで自分にばかりこんな嫌なことが起こるんだろう」→「今回のことをどう活かせるだろう?」
まとめ
大事なことは「正しい答えを手に入れること」ではなく、「質の高い質問をすること」です。
前向きな答えが導き出せそうな質問を心がけてみてください!
お母さんの質問で、子どもの人生はかなり大きく変わりますよ^ ^
やまだゆうすけ
こんにちは!Makeage(メイケージ)教室長の山田優輔です^ ^
今日は「お母さんの”質問力”が子どもの人生を変える」というお話です!