【2027年度】駒澤大学のT方式とS方式の違いは?全学部統一との比べ方と選び方

駒澤大学 T方式とS方式の違い 2027年度入試
山田優輔

こんにちは!
検見川浜・稲毛海岸にある進学塾リードアップの山田優輔です。

今回は駒澤大学の一般選抜、「T方式」と「S方式」の違いについての話です。

全学部統一日程との比べ方も、あわせて整理します。

結論:T方式とS方式の違いは「配点」と「実施する学科」

T方式とS方式の違い
  • T方式:3科目すべて同じ配点(各100点・300点満点)
  • S方式:1科目だけ配点が2倍(400点満点)。どの科目が2倍になるかは学科ごとに決まっている。実施するのは一部の学科だけ

そして、日程が違えば全学部統一・T方式・S方式は併願できます。

ただし、2月の試験は合否が出る前に出願が締め切られます。

「落ちたら次を受ける」ではなく、最初から組み合わせを決めて出願するのがポイントです。

順番に説明します。

※この記事は2027年度入試(2027年度入学者選抜)の情報です。出願前に大学の入学者選抜要項で確認してください。

【結論】T方式とS方式の違いは「配点」と「実施する学科」

T方式とS方式の配点の違い。T方式は3科目各100点で300点満点。S方式は1科目が200点、ほかの2科目が100点で400点満点

まず3つの方式の比較は、下の表の通りです。

全学部統一日程T方式S方式
配点3科目各100点(300点満点)3科目各100点(300点満点)1科目が2倍(400点満点)
判定経済・法学部は偏差値換算、他は素点経済・法学部は偏差値換算、他は素点要項で確認
実施する学部全学部(医療健康科学部を除く)全学部仏教・文(国文・英米・歴史)・医療健康科学・GMS
解答形式全問マーク記述式が出る科目あり記述式が出る科目あり
試験日(2月)2月4日(木)2月4日(木)〜8日(月)の学科ごと(3月実施もあり)学科ごと(公式で確認)
会場全国15会場(千葉会場あり)原則 駒沢キャンパス(医療健康科学部は全国15会場)駒沢キャンパス
検定料1学科目35,000円/2〜3学科目は1学科17,000円35,000円/2学科目以降1学科30,000円35,000円/2学科目以降1学科30,000円
英語外部試験英検(4技能)CSE1950以上などで英語を75点に換算T方式のページでは記載を確認できずGMSのみ英語を160点/190点に換算
奨学金上位200名以内の合格で年30万円「新人の英知」(授業料相当額給付)※2月T方式GMSのみ「新人の英知」の対象
駒澤大学 受験方式一覧(2027年度)

※医療健康科学部のT方式は2月4日(木)で、同じ日の全学部統一とは併願できません(医療健康科学部はもともと全学部統一の対象外です)。

「どの試験を受けるか」より前に、「自分の志望する学部学科が、どの方式をやっているか」を確認するのが最初の一歩です。

T方式とは?【同一配点型】

T方式は、3科目が同じ配点の入試です。

  • 3科目各100点、合計300点満点
  • 2月と3月に実施(3月の日程は学部により異なるため、公式ページで確認)
  • 会場は原則、駒沢キャンパス(東京)

なお、医療健康科学部だけは全国15会場で受験できます。

科目は、文系の学部ではおおむね次の3つです。

  • 国語(漢文を除く)
  • 地理歴史・公民・数学から1科目選択
  • 外国語(英語)

GMS(グローバル・メディア・スタディーズ学部)は、2027年度から国語の教科名が「GMS国語総合」に変わります。

学部独自の問題で、メディアや情報、グローバル社会のテーマについて考える力を問う内容です(範囲は古文・漢文を除く)。

大学は「出題傾向が大きく変わることはない」としていて、サンプル問題も公開しています。

国語・地歴公民・数学・理科では、記述式の問題が出ることがあります。

一方、情報と外国語では記述式は出題されません。

経済学部・法学部は「偏差値換算」で判定

経済学部と法学部は、各科目の得点を偏差値に換算して、その合計で合否を判定します。

それ以外の学部は、素点で判定します。

「新人の英知」奨学金

2月のT方式で特に優秀な成績で合格した人が対象の、「新人の英知(一般選抜特待生)奨学金」があります。

  • 奨学金に採用されたら、その学科への入学を確約することが条件
  • 授業料相当額を給付(成績により在学中4年間継続できる)
  • 申込みは1学科(専攻)のみ
  • 志願票を出したあとの申込みや学科の変更はできない

GMSだけは、S方式が対象です。

S方式とは?【特定科目重視型】

S方式で2倍(200点)になる科目。仏教学部は選んだ選択科目、国文学科は国語、英米文学科は外国語、歴史学科は地理歴史、医療健康科学部は数学・理科の高いほう、GMSは外国語

S方式は、1科目の配点が2倍になる入試です。

その科目だけ200点、ほかの2科目は100点で、合計400点満点になります。

どの科目が2倍になるかは学科ごとに違い、決め方も3通りあります。

  • 学科が科目を指定する(国文・英米・歴史・GMS)
  • 自分が選んだ選択科目が2倍になる(仏教学部)
  • 数学・理科のうち得点の高いほうが2倍になる(医療健康科学部)

実施するのは、一部の学部・学科だけです。

学部・学科2倍になる科目
仏教学部地歴・公民・数学・情報から選んだ1科目(200点)
文学部 国文学科国語(200点)
文学部 英米文学科外国語(200点)
文学部 歴史学科地理歴史(日本史探究か世界史探究)(200点)
医療健康科学部 診療放射線技術科学科数学・理科のうち得点の高いほう(200点)。外国語は100点
グローバル・メディア・スタディーズ学部外国語(200点)※国語は「GMS国語総合」
駒澤大学 S方式一覧(2027年度)

得意な科目がこの「2倍の科目」と一致していれば、S方式は有利になりえます。

大学公式サイトの例で計算してみる

ここは駒澤大学の公式サイト(S方式のページ)に載っている、国文学科の例です。

得点の例も含めて公式サイトの説明どおりですが、何年度の合格最低点かは書かれていません。

  • T方式の合格最低点:200点(300点満点)
  • S方式の合格最低点:265点(400点満点)

国語90点・英語50点・選択科目50点の人の場合です。

計算合計結果
T方式90+50+50190点不合格(最低点200点)
S方式90×2+50+50=180+50+50280点合格(最低点265点)

同じ得点でも、国語が得意な人はS方式で結果が変わりうるという例です。

ただし、これは大学公式サイトの例です。

合格最低点は年度で変わるので、2027年度の結果を保証するものではありません。

また、経済学部・法学部のT方式は偏差値換算で判定するので、この素点の計算はそのまま当てはまりません。

GMSだけは英語外部試験が使える

グローバル・メディア・スタディーズ学部(GMS)のS方式は、英語外部試験のスコアで英語を換算できます。

  • 基準スコアを満たすと160点に換算
  • 上位の基準スコアを満たすと190点に換算

たとえば英検(4技能)なら、CSE 2125以上で160点、2450以上で190点です。

当日に英語を受けた場合は、換算点と当日の得点(100点満点を2倍)の高いほうが使われます。

対象の試験やスコアは種類が多いので、公式ページの表で確認してください。

【比較】全学部統一日程とは何が違う?

全学部統一日程も3科目各100点(300点満点)ですが、T方式・S方式とは「試験のかたち」が違います。

全学部統一日程T方式・S方式
解答形式全問マーク記述式が出る科目あり
試験日2月4日(木)学科ごとに2月の別の日(T方式は3月もあり)
合格発表2月12日(金)公式ページで確認
併願同じ日に最大3学科(専攻)まで日程が違えば別の日に併願可
千葉の会場あり(TKP東京ベイ幕張ホール)駒沢キャンパス

千葉に住んでいる人にとって大きいのは、会場です。

全学部統一日程は全国15会場で実施され、千葉会場(TKP東京ベイ幕張ホール)があります。

T方式・S方式は、原則として駒沢キャンパス(東京)まで行く必要があります。

全学部統一の検定料と英語の換算

  • 1学科(専攻)目:35,000円
  • 2〜3学科(専攻)目:1学科につき17,000円

3学科を受けるなら、35,000円+17,000円×2=69,000円です。

英語は、英検(4技能)でCSE 1950以上を取っていれば、75点に換算されます。

当日の英語の得点が75点以上なら、そちらが使われます。

つまり、当日の英語で75点に届かなかったときの「保険」になる仕組みです。

使うには、2025年1月以降に受けた試験であること、出願時に申請書と証明書類を出すことなどの条件があります。

奨学金もあります

全学部統一日程には、出願すると自動でエントリーされる奨学金があります。

  • 第1志望の学科(専攻)が対象
  • 全学部統一日程で上位200名以内の得点で合格し入学した人に、年30万円を給付

どれを受ける?タイプ別の選び方

ここまでを踏まえて、タイプ別に整理します。

タイプ向いている方式の考え方
3科目をバランスよく取れるT方式。科目の差が出にくい
得意科目が、学科の「2倍の科目」と一致しているS方式。得意科目が点数に反映される
英検CSE1950以上を持っていて、当日の英語が75点に届くか不安全学部統一(英語75点の保険)
英検などで高いスコアを持っていて、GMS志望GMSのS方式(英語を160点/190点に換算)
記述式が苦手全問マークの全学部統一
千葉から会場が近いほうがいい全学部統一(千葉会場)。T・S方式は原則駒沢キャンパス

※医療健康科学部(診療放射線技術科学科)は全学部統一がありません。T方式(全国15会場)とS方式から選びます。

山田優輔

受験方式を決めるにあたって大事なのは、志望学科の過去問を方式ごとに解いて、実際の点数で比べることです。
そのうえで、日程が重ならないなら、1つに絞らず両方受けるのも手です。

【超重要】日程が違えば併願できる

2月実施の流れ。出願は1月22日まで、試験は2月4日から8日、合格発表は2月12日から。合否が出る前に出願が締め切られるので、受ける方式はまとめて出願する

公式ページには、日程が異なれば、全学部統一日程・T方式・S方式の間で併願できると書かれています。

方式を組み合わせれば、受験のチャンスを増やせます。

ただし、ここで注意があります。

2月の試験は、出願の締切(1月22日(金))が全部の試験より前です。

全学部統一の発表(2月12日(金))は、T方式の試験(2月4日(木)〜8日(月))より後です。

そのため、「全学部統一の結果を見てからT方式に出願する」ことはできません。

2月の併願は、合否が出る前にまとめて出願しておく必要があります。

なお、医療健康科学部のT方式は2月4日(木)なので、同じ日の全学部統一とは併願できません。

検定料の計算例

T方式・S方式の検定料は、1学科目が35,000円、2学科(専攻)目以降が1学科30,000円です。

受け方計算合計
T方式で2学科35,000円+30,000円65,000円
T方式で3学科35,000円+30,000円×295,000円
全学部統一で3学科(同じ日)35,000円+17,000円×269,000円

同じ日に最大3学科まで受けられる全学部統一は、検定料の面でも負担が軽めです。

併願割引は「一度にまとめて出願」が条件

駒澤大学の併願割引制度は、全学部統一・T方式・S方式のどれも対象です。

ただし、割引が使えるのは一度に入力した出願の中だけです。

  • あとから別に出願すると、割引の対象外になりうる
  • T方式・S方式で、2月と3月をまたぐ併願は割引の対象外
  • 検定料とは別に、振込金額に応じた手数料がかかる

一度にまとめて出願したときは、次のように計算します。

  • 最初の1学科:35,000円
  • 全学部統一の2〜3学科目:1学科17,000円
  • T方式・S方式の学科:1学科30,000円

大学公式の計算例です。

組み合わせ計算合計
全学部統一1学科+T方式1学科35,000円+30,000円65,000円
全学部統一2学科+T方式1学科35,000円+17,000円+30,000円82,000円
全学部統一3学科+T方式1学科35,000円+17,000円×2+30,000円99,000円
全学部統一2学科+T方式1学科+S方式1学科35,000円+17,000円+30,000円×2112,000円

全学部統一を軸にすると、同じ4学科でも検定料を抑えられます。

詳しくは併願割引制度のページで確認してください。

2月に受ける方式は、まとめて1回で出願するのがおすすめです。

出願期間

2月実施の出願期間は次のとおりです。

  • ネット出願:2027年1月5日(火)〜1月22日(金)15時まで
  • 必要書類の郵送:同期間の消印有効

3月実施のT方式は、出願期間が別(2月中旬)です。

2月の結果を見てから出願を考えられる可能性があるので、日程は要項で確認してください。

なお、2月と3月をまたぐ併願は、併願割引の対象外です。

【注意】出願前に要項で確認すること

この記事は、駒澤大学の公式ページをもとにまとめた2027年度入試の情報です。

出願の前に、次の点を入学者選抜要項で確認しておくと安心です。

  • 志望学科がどの方式を実施しているか
  • 学科ごとの試験日と、試験の科目・配点
  • S方式で2倍になる科目
  • 英語外部試験の対象になる試験とスコア
  • 併願したときの検定料(一度にまとめて出願するか)
  • 3月実施の日程と出願期間

公式ページはこちらです。

まとめ

  • T方式は3科目各100点(300点満点)、S方式は1科目が2倍(400点満点)。2倍になる科目は学科ごとに違う
  • S方式を実施するのは、仏教・国文・英米・歴史・医療健康科学・GMSの学科だけ
  • 全学部統一は全問マークで、千葉会場(TKP東京ベイ幕張ホール)で受けられる
  • 全学部統一は2月4日(木)実施、2月12日(金)発表。検定料は3学科で69,000円
  • 日程が違えば、全学部統一・T方式・S方式は併願できる
  • 2月実施の出願は2027年1月5日(火)〜1月22日(金)15時まで。合否が出る前に、1回でまとめて出願する(併願割引は一度に入力した出願だけが対象)

結論:過去問で自分に合う方式を確かめて、組み合わせを決めてから出願しよう!

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

以上です!

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